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2019-03-22 平成31年第1回定例会(第5日) 名簿
2019-03-22 平成31年第1回定例会(第5日) 本文

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  1. 古賀市議会 2019-03-22
    2019-03-22 平成31年第1回定例会(第5日) 本文


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    2019年03月22日:平成31年第1回定例会(第5日) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                       午前9時30分開議                       〔出席議員16名〕 ◯議長(結城 弘明君) 皆さん、おはようございます。これより本会議を再開いたします。            ────────────・────・────────────   日程第1.諸報告 2 ◯議長(結城 弘明君) 日程第1、諸報告をいたします。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。  以上で、諸報告を終わります。            ────────────・────・────────────   日程第2.一般質問 3 ◯議長(結城 弘明君) 日程第2、一般質問を行います。  順次、質問を許します。  平木尚子議員。                       〔平木議員 登壇〕 4 ◯議員(4番 平木 尚子君) おはようございます。公明党の平木尚子です。  平成31年度の施政方針が出されました。市長も新たに出発され、最初の3カ月が大事と言われる期間が過ぎようとしています。市長は、本年も第4次古賀市総合振興計画基本目標達成に向けて着実に取り組み、政策が相互に作用し合い、相乗効果で好循環をもたらすことを強く意識しながら取り組むと話されておりました。これまでの引き継ぎや新規の取り組みについて、市長の考えをお伺いいたします。  1、必要な地域、必要な方への市民の移動手段の確保について、市長のお考えをお聞かせください。  2、観光の活性化について、今ある観光資源を最大限に生かすには。  3、市内の景観について、樹木、緑などの整備や計画をどのように考えられていますでしょうか。  4、災害対策、防災の強化・充実について、現在の課題と今後の充実策は。
     5、ヤングシルバー世代の方の活躍の場は。  以上、市長に答弁を求めます。 5 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 田辺一城君登壇〕 6 ◯市長(田辺 一城君) 平木議員の御質問、生きがいを持ち、安心して暮らせるまちについてお答えを申し上げます。  1点目についてお答えいたします。本市では、市民の皆様の移動手段を確保するため、西鉄バス古賀市内線に補助を行うとともに、公共施設等連絡バスコガバス)を運行しております。平成31年度は、これを継続しつつ西鉄バス古賀市内線については、薦野から新原、サンコスモを経由して古賀駅に向かう7番系統を青柳四つ角を経由して古賀駅に向かう1番系統へ振りかえることにより充実を図ります。コガバスにつきましても、バス停の増設や便数の増加、路線の変更等を行い、利便性の向上を図ってまいります。  また、市内にお住まいの70歳以上の方々を対象に、西鉄バス古賀市内線及びコガバスが100円で乗車できる70歳おでかけバス事業や重度障がい者の方々を対象にタクシー基本料金を助成する福祉タクシー料金助成を行っております。このほか花鶴丘3丁目区におきましてはおでかけサポート事業、高田区・筵内区・薦野清瀧地区におきましてはおでかけタクシー事業によりまして住民の移動支援に取り組んでいただいており、こうした制度も継続してまいります。  さらに、平成31年度は将来にわたって持続可能な公共交通体系の確立をめざし、地域公共交通網形成計画の策定に着手したいと考えております。今後とも市民の皆様や地域との対話を進め、通勤や通学、買い物や通院などがしやすいよう移動手段の確保に努めてまいります。  2点目についてお答えいたします。本市には従来から豊かな自然や薬王寺温泉国史跡船原古墳に加え、近年では食のまちとして食品加工団地の直売所、コスモス広場イチゴ狩りを初めとした観光農園など、魅力的な観光資源が多くあります。また、食の祭典や先般行われました、なの花まつり、JRウオーキングなどの季節に合わせたイベントが行われております。これらを最大限生かすためには、本市における積極的なPRはもちろんのこと、近隣の自治体との連携もとても重要です。世界文化遺産に登録をされました神宿る島宗像・沖ノ島と関連遺産群を初め、それぞれの地域の魅力ある資源を広域的につなぎ、地域全体の振興を図っていくことが必要であると考えております。  3点目についてお答えします。市内の景観における樹木、緑などの整備や計画につきましては、これまでと同様に一定規模以上の開発時には、土地対策指導要綱に基づき公園設置や緑化を求めることにより面積の拡充を図り、既存の公園、緑地、道路緑地帯などにつきましては、今後も地域住民の皆様との共働による維持管理に努めるとともに、安全性や管理費用を勘案しながら樹木の再配置や植えかえなどを検討し、景観価値の向上を図りたいと考えております。  4点目についてお答えします。市民の皆様お一人お一人に防災について当事者意識を持っていただき、発災時にはおのおのが主体性を持って行動していただけるよう、自助意識の醸成が重要であると認識をしております。また、避難行動要支援者に対する個別計画の策定を進め、要支援者に対する支援を実効性のあるものにすることが課題であると考えております。防災訓練や出前講座で自助・共助の大切さを訴えるとともに、市単独ではなく県の事業なども活用し、充実・強化を図っていきたいと考えております。  5点目についてお答えします。少子高齢化地域社会にとっては、自治会における支え合いやきずながますます大切になってきます。本市では、地域福祉の推進や地域包括ケアシステムの構築に向け、地域の公民館を活用した各種事業を推進しており、特に定年退職後から高齢期の世代など多くの経験をお持ちの方々の力が欠かせないことから、今後もシニア世代の活躍の場となるよう取り組んでまいります。また、企業や経済活動等においても定年後の高齢者の経験や技術が求められており、シルバー人材センターや福岡県70歳現役応援センターなど、さまざまな資源を活用し再就職や社会参加についても引き続き推進をしてまいります。 7 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 8 ◯議員(4番 平木 尚子君) それでは、順次質問させていただきます。今回、質問がそれぞれ関連もしてきますので、その点、あちこち行くかもしれませんけども御了承いただければと思っております。  現在、車社会において交通網の整備は高齢者、障がい者、小さいお子さんをお持ちの方、妊娠されている方々にとって特に必要と思われます。これまで古賀市でも長い間公共交通については検討、試行を続けてきました。その中で、社会環境もどんどん変わってきています。古賀市の中でこれまで検討、もしくは試行運転などをしてこられた古賀市の公共交通について、またそれが実現しなかった理由や背景について教えていただけますでしょうか。 9 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 10 ◯総務部長(吉村 博文君) 古賀市でのこれまでの公共交通での取り組みでございます。一応実施した内容につきまして、ちょっと説明させていただければと思います。西鉄路線バスを維持するための運行補助を平成17年から小竹線、21年から全線の絡みで継続してございます。それから、宮地岳線廃止に伴うミニバスサンコスモシャトルバス、それからもう今年度より始まりました公共施設間連絡バスコガバス、それから補完交通といたしましては地域移動サポート、おでかけサポート、おでかけタクシー等々がございます。今申し上げました内容につきましては実施した内容で、一部もう廃止した内容もございます。 11 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 12 ◯議員(4番 平木 尚子君) この中で西鉄宮地岳線跡地連絡バスというか、そういうのは途中で廃止になってしまったんですけども、それが続かなかった背景というのはどういうものでしょうか。 13 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 14 ◯総務部長(吉村 博文君) 宮地岳線廃止に伴いますミニバス、それから一旦はサンコスモシャトルバスも同じなんですが、同じく実験運行ということで実施してございました。廃止になりました理由は、利用者が少なくてですね、極めて非効率な運行であったということで廃止してございます。 15 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 16 ◯議員(4番 平木 尚子君) 少し前の情報ですが、国土交通省が2016年に行った調査によると、全国の路線バス事業者246社のうち赤字の事業者は157社、6割強であります。また、三大都市圏以外の事業者167社はさらに深刻で、8割を超える136社が赤字。その赤字の影響で2015年までの10年間に廃止されたバスの路線は約1万6,000キロ。地方では黒字収入を確保することが難しい実態が浮き彫りになっているとのことです。人口減少や高齢化などで地域の移動手段の確保は全国的にも難しく深刻です。  現在、古賀市では西鉄バス基幹交通に、昨年公共施設間をつなぐコガバスが開通しました。来年度はコガバス路線変更西鉄バスの路線、便数の一部が変更されるとのことで、少しは住民の移動手段にプラスになればと思いますが、特に市内の東部の方からも市内の移動に大変な思いをされていらっしゃるというお困り事もよく伺いますし、タクシーを毎回利用するには経済的に大変などのお声も伺い、まだまだ必要な地域、必要な方は多いのではないかと思っております。  その中で、おでかけタクシーと花鶴3丁目区のおでかけサポートがそのすき間を埋め、地域の重要な移動手段となっています。おでかけタクシーは現在3地域、さっき言っていただいたところなんですけども、そのうちの薦野区清瀧は昨年12月からの運行開始になっています。それぞれ利用金額や条件なども違っていますが、利用者にとってはやはりありがたいサポートではないかと思います。高田地区は、今年度登録者数68人、筵内地区67人、12月開始の薦野区清瀧地域は23人という方々が利用されています。ほかにも利用したい方がいらっしゃる地域はあると思いますし、予算も今のところ年間5地域分取っています。以前からの一般質問でもおでかけタクシーのことが聞かれていますし、前市長や執行部のほうでも進めていきたいとの言葉が返ってきておりました。バスが通らないから不便とのお声は多く、利用したい方は多いのではないかと思います。あわせて花鶴3丁目区のおでかけサポートも勉強に行かせていただき、いろいろな状況もお伺いしております。運転手をされている方も、利用されている方も、お互いに気遣いながら人間関係や地域力も深まり、すばらしい取り組みだと思います。ところが、このおでかけタクシーやおでかけサポートが広がらないのはどのような理由でしょうか。 17 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 18 ◯総務部長(吉村 博文君) 市といたしましても、広げる方向で進めているところでございます。おでかけタクシーに関しましてはですね、路線バスがですね、利用しにくい地域での一定の補完的役割を果たすということでですね、そういうふうな、先ほど議員からは東部地域というお話でございましたが、そういうところでですね、そういう地域へ働きかけを今後とも続けてまいりたいと考えますし、あと花鶴3丁目で取り組んでいただいていますおでかけサポートです、こちらにつきましてもですね、ほかの地域もいろいろ御紹介しているところではございますが、ただ厳しいのはドライバーの確保であるとか、役員さんの確保であるとか、そういう面でなかなか難しい面もありますが、市といたしましてはですね、いい事例なので紹介しながら推進してまいりたいと考えてございます。 19 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 20 ◯議員(4番 平木 尚子君) また、今年度の運行について、筵内地区はほぼ毎日の運行で予算の関係で11月15日までに利用中止になっています。それ以降は残念ながら利用できていません。筵内は一人の利用で800円、高田区は700円、薦野区は1,400円となっています。金額の違いで利用回数も違うのかもしれませんが、高田区、筵内区を比較してもそうとは限らないようです。例えばおでかけタクシーを予算を一つにして、5地域分それぞれ20万とあるんですけども、それを一つにして市内全域を対象に登録や配車を一括して委託などで進めていただくなどという形にはできないのでしょうか。 21 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 22 ◯総務部長(吉村 博文君) おでかけタクシーの、今個別で行っていますが、それを一括して進めてはどうかというお話です。なかなかちょっと難しいところもありますが、まずですね、今筵内区で年度途中で予算なくなって打ち切ったりもしているんですが、もちろん筵内地区の了解をもらってですね。その内容につきましては、公金である以上ですね、足らない分をどんどんふやすというのはなかなか難しいという一面もございます。そうは言いましてもですね、利用実態等々も踏まえまして、補助金の増額も検討したいところでありますし、今議員が言われました一括してですね、調整する方法につきましても検討してまいりたいと考えます。 23 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 24 ◯議員(4番 平木 尚子君) 清瀧おでかけタクシーは、高田区、筵内区とは違い、移動できる施設がJR古賀駅、福岡東医療センターサンリブ古賀店ルミエール古賀店古賀市役所リーパスプラザこがとあと1カ所だけ市内の病院、銀行、お店など乗降可能な個別拠点として追加できるとあります。このような条件でもかなり利用しやすいのではないかと思いますが、今後のこのおでかけタクシーの条件と考えましてどのように考えられますでしょうか。また、今後あわせてコガバスの便や台数をふやしたり、新たなコースをつくったりなど発展させていくという御予定は考えられていますでしょうか。 25 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 26 ◯市長(田辺 一城君) 議員御指摘いただいているさまざまな地域公共交通の課題があるのは認識しておりまして、先ほど総務部長答弁したとおり、今取り組みをさせていただいておりますけれども、やはり不足な部分やですね、まだまだニーズに応えられていないところがあるということは現実としてはあろうかというふうに思います。一方で、財政の話が先ほどありましたけれども、その中でどのように組み立てていくか。今使っていただいている使われ方とはもう少し合理性、効率性のある使われ方というのも住民の皆さんにも意識してもらう必要もあったりするだろうという課題もあるというふうに思っております。  一括してというお話は、例えばデマンド型交通など先進地域にあったりしますが、こういったものもタクシー事業者方としっかりお話をしてですね、取り組むならばその大前提が必要になってきますしですね、御提案としてはですね、非常に魅力的なところはありますが、これもまた財政との見合いになってきます。ですから、コガバスの路線、今回また充実・強化を図りますが、今後もコガバスについてもどのようなあり方がいいかと当然次年度もですね、検討は続けていきますし、あわせて今言った種々の課題を総合的に考えていくために、今回当初予算案のほうに計画のほうのですね、策定にかかわる予算を組ませていただいておりますので、今申し上げたことを同時並行でしっかり考えていきたいと思っております。 27 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 28 ◯議員(4番 平木 尚子君) 宮崎市高岡町では、住民全体の協議会が運営する乗り合いタクシーが運行されているそうです。住民協議会タクシー会社業務委託契約を交わし、利用者の自宅から町の中心部にある医療機関公共交通などを結んでいます。利用できるのは70歳以上で事前登録をします。なお、登録費用として3,000円が必要です。1台には3人まで乗車可能で200円から600円で利用できます。運行開始から4年後には延べ4,009人が利用し、初年度に比べて約20倍にふえたとのことです。  また、秋田県横手市の狙半内地区では、プロの運転手ではなく国認定の講習を受けた地域住民がハンドルを握り、ミニバンを使って高齢者などの移動を支援しているそうです。ここは花鶴3丁目区と似たような形態ですが、市が運行を委託し週4日、200円から700円で運行しているそうです。  また、少し方向性は違いますが山形県天童市では、高齢者の買い物を支援し介護予防につなげようというショッピングリハビリがスタートされました。これは市と介護事業者、スーパーなどの商業施設が連携し、外出に困難を感じているお年寄りを送迎し、店内を歩き、買い物をしてもらうことで健康増進や認知症の防止をめざすものです。さらに、買い物難民の解消や地域経済の活性化への効果も期待され、市がまちぐるみで取り組んでいるそうです。  古賀市では、このような取り組みはいかがでしょうか。 29 ◯議長(結城 弘明君) 介護支援課長。 30 ◯介護支援課長(星野 美香君) 指定管理をしております千鳥苑としゃんしゃん、しゃんしゃんにつきましては介護予防支援施設になりますけれども、こちらのほうで利用していただいているバスにつきまして、今度古賀市社会福祉協議会が指定管理ということでまた受けていただくんですけれども、このバスの利用について買い物支援の一つとして使いたいということの申し出もあっておりますので、具体的には来年度からになりますが、詰めていきたいと思っております。 31 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 32 ◯議員(4番 平木 尚子君) 楽しみにしております。  昨年運行を始めたコガバス、私も一度は乗ってみようと、先日少しだけですが乗ってみました。乗るときに行き先を画面タッチし、ゆったり座ることができました。その雰囲気はタクシーに乗っているようでとても快適でした。幸いというか残念というか、たまたま乗客が私一人でしたので運転手さんとお話もさせていただきました。最近少しずつ認知度も上がってきているようで、初めて乗るお客様もふえたとのことで、全体で少しずつ利用者もふえているとのことでした。コガバスも古賀市全体で育てていけるといいなと思っております。  古賀市では、これまでもいろいろ考えてきた公共交通ですが、利用者減少により公共交通も収入減や経費削減などで運行の便が減ったり時間が短くなったりし、さらに乗客が減っていくという悪循環になっています。市民の協力を得ながら、できることでしたら幾つか組み合わせたり改良したりしながら、ますます市民の移動手段が充実するように希望します。また、先ほどのショッピングリハビリサポートなんですけれども、これもお買い物にたくさん行ければ、またタクシーを利用する方、また違う形で利用される方もふえるんじゃないかなと思って期待しております。  それでは、次の質問に移ります。  古賀市には魅力のあるところがたくさんあります。夕日のきれいな海があり、四季折々の花や木々が美しい山々、それにイベントも多く、まつり古賀や食の祭典は認知度も上がり、他の地域からもたくさんの方が来られるようになりました。また、先日のなの花まつりもJRウオーキングが同日開催で、また多くの方も来られています。そのほか目前のさくらまつり、スイーツコーン祭、夏のほたる祭り、ハマボウまつり、放生会、ほかにも上げるとびっくりするくらいいろんな催しも開催されていますし、企業などの努力で盛り上げていただいているものもあります。また、船原古墳もこれから観光の大きな資源になることと思います。  その中で、古賀市の中に薬王寺温泉があります。先日、福岡を離れた友人から、SNSで福岡の温泉に行きたいがどこかよいところはないかとの呼びかけがありました。しかも空港からなるべく近いところとのことでした。友人からは、福岡の各地の温泉のアピール合戦のように情報が入ってきました。私も少し前に他のまちの親戚を紹介したときに、古賀にこんないい温泉があるなんて知らなかった、景色も空気もいいと喜んでもらっていたので、すぐに薬王寺温泉を紹介したものの、少し大人数で行くには交通の便がないことが気になっていました。古賀は空港からも近いし、高速のインターチェンジからも近いので、観光に来ていただくには工夫次第でどんどん活性化できるのではないかと思っております。  第4次古賀市総合振興計画には、基本目標1、活気とにぎわいあふれるまちづくりの観光の振興で、観光の活性化として古賀市の観光拠点エリアとして薬王寺温泉周辺の活性化に取り組みますとあります。このことについては、現在どんな取り組みをし、どの程度進んでいるのでしょうか。 33 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 34 ◯商工政策課長(橘  勇治君) 薬王寺温泉のPRにつきましては、先ほど知らない人もいるんではないかということでありましたが、基本的にはPRをやっておるというところです。いろんな手段をやっておるんですが、まずは観光パンフレットで、その温泉施設のほう、3つ施設あるんですが、それぞれも御紹介したりとかですね、ホームページであったり観光協会との連携、これは観光案内所での紹介にもなりますし、あと広域連携でも薬王寺温泉を初めとした市内の観光資源も紹介しております。  これ、今年度のお話になるんですが、薬王寺温泉の施設が行うイベントがありまして、それに対して市の記者発表でPRをしたりとかですね、ありますし、雑誌なんですが「九州ウォーカー」に掲載したりと。それとあとインバウンド関連になるんですが、これ今月のお話になりますが、台湾の総領事館の方々に入浴体験をですね、していただいて、そういったPRをしておりますし、そういったPRチャンスがあるごとにですね、PRというのは行っている状況でございます。 35 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 36 ◯市長(田辺 一城君) 補足しますとですね、インバウンドはこれから非常に重要だと思っておりまして、秋山園芸さんにもですね、たくさん外国人来られています。今、答弁しましたけれども、薬王寺温泉にですね、台湾の弁事処ですね、九州・山口を仕切っているですね、弁事処、いわゆる総領事館の総領事トップに来ていただきました。これは私のほうからお声かけをして、ぜひ古賀に来てくれということで、薬王寺温泉、本当に入ってもいただいております。こうしたことを、機会をどんどん創出することで、そうした方々から本国に対する発信ということにつながっていくと思いますので、しっかりほかの国も含めてやっていきたいと思っています。 37 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 38 ◯議員(4番 平木 尚子君) あわせて市と観光協会は古賀市の観光について、継続していろんな形で協議したりするということはあるのでしょうか。 39 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 40 ◯商工政策課長(橘  勇治君) 基本的にはやっぱり観光案内所のほうでですね、来られた方に紹介するというような形になっているところでございます。 41 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 42 ◯議員(4番 平木 尚子君) しっかりまた連携とりながら、観光を進めていっていただきたいと思います。  例えば古賀駅に観光案内所もありますので、そこで発信しながら、例えば本当に週に何回か古賀駅から温泉を結ぶ観光バスを温泉の地域と協力して運行する。また少し距離を延ばして古賀ダムを観光地に加えていき、お祭りだけでなく1年を通して古賀の魅力を伝えていくなどはできないのでしょうか。温泉旅館などと地元野菜で古賀の食をアピールしたり、季節の風景を楽しんでもらったりすることは、古賀市の資源を活用し、魅力を伝えることになるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 43 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 44 ◯商工政策課長(橘  勇治君) 薬王寺温泉への交通手段ですが、現状では自家用車だとかタクシーだとか、あと送迎バス、各施設、温泉施設が持っておられる、施設が所有しております送迎バスを活用して、そういったことが活用、交通手段にはなっておりますし、送迎バスを利用するのであるならば事前予約という形で、一定のニーズの方が必要であるんですけど、そういった形での利用というところで、現状ではそのようになっております。 45 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 46 ◯議員(4番 平木 尚子君) いろいろ行く手段、車、自家用車がない方も行けるように何かできたらいいなと思っております。  2年前、地域おこし協力隊の古賀市導入について質問したときに、前市長より、現時点で導入の予定はありませんが、他市町村においては農業や観光といった分野などで導入されている事例もあることから、そのような情報を収集しながら本市における必要性について検討してまいりますとの答弁をいただきました。来年度福岡県との連携で移住支援事業補助費が計上されています。内容については県が方向性を示されるとのことですが、観光を目的とし、古賀市でも導入してはいかがでしょうか。総務省は、隊員と自治体や地域とのミスマッチをなくすために、2019年度から2泊3日以上の期間でお試し地域おこし協力隊の支援がスタートするようですが、そちらもあわせてその導入についてはいかがでしょうか。 47 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 48 ◯市長(田辺 一城君) 地域おこし協力隊の意義と役割につきましては、本定例会でも申し上げているとおりですね、そこに一定のまちづくり、地域振興における有効性というのはあるというふうには思っております。一方で、地域おこし協力隊のこれまでの先行事例を見ますと、なかなかうまくいっていない事例もありますので、しっかりそこは捉えていきたいと思っております。今お試しというところ、御提起いただいておりますので、それについては一旦引き取らせていただきたいと思います。 49 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 50 ◯議員(4番 平木 尚子君) ふるさと納税の返礼品として、旅行券や食事券の活用、またバスを運行することで交通の利便性にも寄与することになるのではないかと思いますが、考えてみてはいかがでしょうか。ふるさと納税に薬王寺温泉の食事券、旅行券があるとうれしいなと思っておりますが、その点はいかがでしょうか。 51 ◯議長(結城 弘明君) 商工政策課長。 52 ◯商工政策課長(橘  勇治君) ふるさと納税での薬王寺温泉の活用というのはいろいろあるかと思っております。 53 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 54 ◯議員(4番 平木 尚子君) 現在、観光や古賀の発信拠点として道の駅も考えられていますが、もっともっと今ある古賀の観光資源を最大限に生かしていくことも考えていくべきだと思っております。  それでは、次の質問に移ります。今回の議案の中に古賀市景観条例の制定についてが提案されていますが、内容については建物などの人工物についての規定となっているようです。また、第2次古賀市環境基本計画後期実施計画の中に、自然環境の保全や環境美化や環境保全に関して大きな森林や生物などに対しての働きかけなどとなっています。古賀市の中には、住宅街が形成されている中に街路樹がきれいに植えてあり、歩道に緑地帯があったりします。ところが、その手入れに関しては計画がなされてなく、道路沿いの雑草や雑木の剪定や撤去、また不要になった木の伐採が進み、せっかくの植樹も育てるための手入れができずに伸び放題の枝や虫などにより、みんなから疎まれてしまっています。市道や住宅街に植えられた木々の管理はどのようにされているのでしょうか。 55 ◯議長(結城 弘明君) 都市計画課長。 56 ◯都市計画課長兼古賀駅周辺開発室長(水上  豊君) 公園や道路に植樹されている木々の剪定につきましては、住民の皆様と共働で管理をしながらも、市のほうから外部に委託して管理をしている部分がございます。 57 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 58 ◯議員(4番 平木 尚子君) もちろん自然の木々や緑などを保全していくことは大事ですが、まちの環境、せっかく住宅地に、公園なども緑あふれるまちにとの思いで植えられたものを大事に管理しながら、まちの景観とともに育てていくことも大事なのではないかと思います。  平成24年度版の古賀市環境報告書、平成23年度に講じた施策と環境の状況は、二酸化炭素吸収源の確保として大気汚染防止に効果のある樹木の選定による道路沿道の緑化という市が取り組む具体的な施策が建設課の担当で上げられており、新設道路に植樹帯を設置済みとあります。その後の整備などについては記載がないようですが、その目的や計画はどのようになっていますか。今の地域の方にそうやって共働でということでおっしゃってありましたけども、その植樹帯も一緒でしょうか。 59 ◯議長(結城 弘明君) 建設課長。 60 ◯建設課長(吉永  誠君) 道路の植樹帯に関しましては、今議員がおっしゃったとおり、二酸化炭素の今問題が上がっておりますし、当初、特に昭和40年代から50年にかけては公害が問題がありました時期でもありますので、植樹が盛んにされた時期でございます。ただ、現在に至りましては交通の問題というのが出てきておりまして、交通事故、安全上植樹が支障になるという現実とそれから維持管理がかなりかかってきているという現実もございますので、その点を考慮しながら、理想的な植樹というところを考えて実施しているところでございます。 61 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 62 ◯議員(4番 平木 尚子君) 先日の一般質問の中で、後牟田大池線で低木や高木について言及されていましたが、大気汚染防止効果を目的に道路沿道に植樹帯を設置したのであれば、また今本当に目的が変わったりもしているということでありますけれども、環境にも配慮し、計画的に整備していかなければならないのではないかと思います。せっかく地元に根づいているものでありますし、地元に整備を協力を仰ぎながらということでしたので、そういうことでお願いをするのであれば、きちんと地元のほうに予算や専門の業者の紹介など、手を尽くしていただき、整備ができるようにしていただいたほうがよいのではないかと思います。本当に目的が変わったからといってどんどん伐採していけば、本当に何か緑がない寂しい地域になってしまってはもったいないなという思いもありますし、今ある緑もまた大事にしていきたいと思っております。  また、あわせて改めて今後の市内の樹木や緑の整備や計画をどのようにされるか、お考えをお聞かせください。 63 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 64 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) まず景観計画、策定してございますが、その中ではですね、樹木、緑の整備の考え方ということで町並みとの調和、維持形成するというものがございます。これまでと同様にですね、企業進出の開発の際にはですね、緑化を求めていくという方針としているところでございます。  また、既存のですね、公園や道路におきましては、先ほど建設課長も申しました道路等の植栽、高木はですね、台風等の際に倒れてくると倒木等の危険性もございますし、低木が繁茂することによってですね、歩行者、車の視認性を阻害しているという要因もございますので、その辺を適切に管理しながらですね、緑の持つ良好な景観、また癒しの効果というところも勘案しながら、維持管理費等も含めてですね、総合的に判断して今後計画していくべきだと考えております。 65 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 66 ◯議員(4番 平木 尚子君) ありがとうございます。  それでは、災害対策、防災の強化・充実についてお尋ねいたします。ことしは、あの悪夢のような3月11日の東日本大震災から8年、大型地震を初めて経験した3月20日福岡県西方沖地震から14年、4月14日、16日、震度7が二度も続いた熊本地震から3年、奪われたとうとい命に思いをはせ、心より御冥福をお祈りいたします。  少し前までは、余り考えたこともなかった地震による大災害。24年前の1月17日の阪神淡路大震災をきっかけに地震の怖さを知り、また最近は集中豪雨などによる水害もふえてきていることに、防災に対して考えずにいられないようになってきました。  先日3月10日、地元の花見校区の避難訓練は残念ながら大雨のため中止になってしまいましたが、古賀市でも各地で避難訓練が行われています。また、社協のボランティア交流会では防災についてのディスカッションがありました。そこでは視覚障がい者や聴覚障がい者の方々とかかわりのあるボランティアグループが対象で、災害時の対応などについて私たちは何をすべきか、何ができるか意見を出し合いました。  ところが、実際に災害が起こったとき、自分たちが住んでいるところと当事者の方々が住んでいるところは近くとは限らず、いざというときに助けに行けないことに気づきました。何かあって避難するときはまず地域の方々に御協力をお願いしないといけないということではありましたが、避難行動要支援者の台帳に登録がされているか、もしされていても、聴覚に障がいがあったり、視覚に障がいがあれば、災害や避難の情報を伝えて避難していただかないといけないが、果たして支援してくださる方がいつでも近くいてくださるのかなどが心配になりました。  避難訓練の際に、避難行動要支援者台帳は個人情報の面などから、実際に活用しているところは少ないように思われます。また、自主防災組織の長が台帳を保管されていますが、毎日確認しているわけではないので誰が記載されているのか、誰が支援者になっているのかを覚えておくことは難しいと思います。  そこで、現在御苦労をしてくださって作成されたこの避難行動要支援者台帳の本来の目的と活用について、教えていただけますでしょうか。本当に避難するときに活用されるものでしょうか。 67 ◯議長(結城 弘明君) 福祉課長。 68 ◯福祉課長(川上 幹夫君) 避難行動要支援の台帳の本来の目的ということでございます。災害が起こった際には安否確認に使用するものでございます。また、常日ごろの取り組みといたしましては、避難の際に支援を要する方がどこに住んでおられるかといった形で、日ごろから地域の中で支援する方、される方というコミュニケーションをとっていただくツールの一つという役割があると考えております。
    69 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 70 ◯議員(4番 平木 尚子君) 実際には、本当に避難行動要支援者の台帳をもとに、本当に広い地域を回っていくのはなかなか難しいかと思いますが、御近所の方が自分の近所の高齢者、小さいお子さん、障がいをお持ちの方などの把握をしていただいて、声をかけ合ったり支え合ったりしながら避難することのほうが現実的ではないかなと思っております。一旦地元の避難所に避難し、福祉避難所が必要な方はその後移動していただくというようになります。もちろんそこで避難行動要支援者台帳に合わせて安否確認ができることもあると思います。避難したときに手助けが必要な方も、周りが慌ただしくしているときに声をかけることをちゅうちょしてしまうと思いますし、何かお手伝いしたい私たちもどなたに声をかけてよいかわからないときに、このようなものを作成して準備している自治体があります。  済みません、書画カメラをお願いいたします。  これ、災害時バンダナといって、赤と緑でつくってあるところは大阪府熊取町、青は埼玉県越谷市、黄色は千葉県浦安市のバンダナになっています。それぞれ四隅に、例えば手話ができますとか、お手伝いできます、耳が聞こえません、目が見えませんなどが書かれてあり、その言葉が見えるように肩にかけます。上にあるのが肩にかけた状況になっています。小学校などの避難所に防災グッズなどと一緒にしまってあるようです。地域によっては災害時だけでなく利用できるように、必要な方に販売されているところもあるようです。  済みません、切りかえてください。  このような取り組みをどのようにお考えでしょうか。 71 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 72 ◯市長(田辺 一城君) 今御提示いただいた災害時バンダナ、非常に有効な御提起だと思います。こうしたものを、ほかにもあると思うんですよね、こうした見える化を図るためのですね、手法というのは。これ、受けとめさせていただいて研究させていただきたいとも思いましたし、こういうのも市行政だけじゃなくて住民の皆様と一緒にですね、こういったものを準備しましょうという呼びかけもできようかと思いますんで、貴重な御提起と受けとめてます。 73 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 74 ◯議員(4番 平木 尚子君) また、防災については自分で身を守る自助、近隣や地域で助け合う共助、行政などの公的機関による公助があります。その中で、自助については災害のときにまずは自分の命は自分で守ることに尽きますが、自主防災組織について、どちらかといえば共助の役割が多いと思います。自主防災組織について、その取り組みや進みぐあいはさまざまだと思います。古賀市の中で先進事例がありましたら、その取り組みを教えていただけますでしょうか。 75 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 76 ◯総務課長(小山 貴史君) さまざまな地域、いろいろ活動されております。その中でも古賀団地区におきましては、団地区の区のみで防災訓練を行っており、要支援者を視点に置いた避難訓練がなされております。 77 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 78 ◯議員(4番 平木 尚子君) ありがとうございます。そういうところがたくさんふえていけばいいなと思っております。  また、昨年の同僚議員の一般質問で、古賀市として自主防災組織に対して連絡や役割分担をどのように設定していくか、今までできなかったので、そのあたりのところをきっちり詰めていく必要があるとの一般質問の中での答弁としてありました。その後、どのような対応を行っているのでしょうか。また、自主防災連絡協議会は年に何回ほど開催されていますか。その後のフォローなどは行われていますでしょうか。 79 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 80 ◯総務課長(小山 貴史君) 自主防災連絡協議会につきましては、年3回開催させていただいております。やはりその中でいろいろな情報交換もされております。会議とすれば3回でございますが、各地域あたりでも情報交換はされているものと認識しております。 81 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 82 ◯議員(4番 平木 尚子君) 防災士の資格を持った方、または消防士、警察のOBの方々のお力をおかりするために、市の補助で資格取得をしてくださる方はもちろん、それ以外の方に対して取得した経緯はさまざまかと思いますが、防災に対して意識を持っている方だと思いますので、先日からいろいろおっしゃっていただけてますけども、個別に声をかけていくということは難しいにしても、例えば広報などで協力を呼びかけることはできないのでしょうか。そして、古賀市として自主防災組織の力になれるように、まずは情報の共有などを行い、それぞれの地域の自主防災組織の牽引力になっていただけると自主防災組織も進むのではと思いますが、いかがでしょうか。市のほうでもそういった方々にもお力をおかりしてはいかがでしょうか。 83 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 84 ◯総務課長(小山 貴史君) 防災士につきましては、やっぱりさまざまなところで活躍していただきたいと思っております。各自主防災組織においてですね、各地域の人材の掘り起こしをまず行っていただきたいと。その中で、こういった制度も活用していただきながら、そういう人材の育成あたりも詰めていただきたいというふうに考えているところでございます。 85 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 86 ◯議員(4番 平木 尚子君) それぞれの自主防災組織での人材を掘り起こしというのも本当に難しいかと思いますので、そういうところも市のほうでお力をおかりできれば、ありがたいかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。今後自主防災組織が進むことを期待しております。  さて、災害が起こったときに、自分たちでできること、自助に関して、また防災の意識を高めることは大事だと思います。その中で女性の目線で、また女性の防災への参画を促すために、済みません、書画カメラをお願いします。東京都では家庭の中で常日ごろできること、何をしたらよいかわからないという方々に対して「東京くらし防災」という防災ハンドブックを作成し、希望者に配布したりインターネットでもダウンロードでき、大変好評だそうです。例えば、このように非常袋の中身を示したり、それから在宅で避難するときにこんなことをしたら便利ですよとかということが載っていたりとか、そういう工夫や情報がたくさん詰まっています。また、お金に余裕のない学生にもできる対策として、100円ショップで買える防災グッズの活用方法も、これ石巻市の学生も提案しているとのことで、それらも参考にしてみてはいかがかと思います。  古賀市の防災総合マップの中に載っていますが、さらに詳しく身近な情報満載のこのようなハンドブックを古賀市でも作成し、一人一人の防災に意識づけをしてはいかがでしょうか。  済みません、書画カメラを切りかえてください。 87 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 88 ◯市長(田辺 一城君) 貴重な御提言ありがとうございます。少なくともですね、一人一人の住民の皆様にどういった備蓄だったり、発災時にどういった行動を要するか、また発災後にどういった対応が想定されるよということを事前にお知らせするということは極めて重要だと思っています。  本県は、福岡県は備蓄基本計画を数年前に策定してですね、そこにさまざまな主体の責務も書いておりまして、その中に住民、県民ですねというところもあります。そこに一定の備蓄の指針も示されておりますので、改めてこれは県の計画ですけど、当然古賀市においても大切なことが書かれておりますので、こうしたことを住民の皆さんに知っていただくということ。また、今女性というか、子どもを育てるとかそういった目線でという御提起もいただいております。先般、福岡市の防災キャンプにも私参加しましたが、ブースによってはですね、そうした女性の目線でこういったことが必要だよということを発信する団体の方々もいらっしゃいます。  そうした知見というものはしっかり古賀市行政でも生かしていって、市民の皆様と共用できるように、このハンドブックになるかというところは一回引き取らせていただいて、そういった視点で発信をしていくことの重要性というのは受けとめて検討はしていきたいと思います。 89 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 90 ◯議員(4番 平木 尚子君) ありがとうございます。  また、このたび液体ミルクが国産で発売されるようになりました。母乳に近い栄養素が含まれ、常温で半年から1年保持できるそうで、災害が起こったとき、避難したとき、水が十分に確保できない避難所などでは赤ちゃんの災害時の備蓄品として十分に支えになるものと思います。これからお母様方に認知していただき、利用ができることを期待しますが、古賀市でも災害時の備蓄品として今後液体ミルクを導入してはいかがでしょうか。 91 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 92 ◯市長(田辺 一城君) 液体ミルクは今販売が始まったばっかりでございます。先般、県の防災危機管理局とも私自身も話をしましたけれども、県としてもこの液体ミルクの有用性というところは認識をしておりましてですね、今後どういった形で備蓄をしていくのかということについては検討がなされるものと理解をされております。まだ販売が始まったばかりでですね、やはり価格が非常に高いというところがあります。これそのものはもう当然安全性が担保されているでしょうから、これそのものは非常に有用だと思いますけれども、そういった現在粉ミルク等は備蓄しておりますで、液体ミルクの有用性は理解しながらも、そうしたところも勘案して研究をさせていただきたいと思います。 93 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 94 ◯議員(4番 平木 尚子君) ぜひ検討していただきたいと思います。あわせて、今市長がおっしゃっていただいた避難所でも女性も安心して避難所の生活ができる空間や対策も常日ごろから研究して準備していただきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。また、災害はないに越したことはありませんが、いつ起こるかわからない災害に一人一人が十分にその意識が持てるように、市の取り組みを期待いたします。  最後の質問になります。ヤングシルバー世代の方の活躍についてお尋ねしましたが、ヤングシルバー世代は若いうちのシルバー世代、もしくはお元気なシルバー世代という意味で、私が勝手に考えた言葉です。例えば会社が定年退職となり、それまで一生懸命会社で働き、地域の活動にかかわる機会がなかった方や、何かやりたいけれど何をしていいかわからずにその力を出せない方などです。  古賀市では、介護支援課ではおでかけハンドブックを作成し、外出促進や地域との交流を深めてもらうように予防健診課とともに市の行事、地域の行事ともしっかり連携し、引きこもりや孤立の予防、健康増進に力を入れていただいています。また、文化協会では趣味を高められる講座やグループもあり、参加の機会も多くあります。また、男性の料理教室などもおもしろい取り組みだと思っております。女性は日ごろから御近所の方々との会話を楽しんだり、サークル活動に参加する機会も男性に比べると多いようですが、定年を迎えた男性が閉じこもりになることが多いとのデータがありました。閉じこもりになると、生活の空間がほぼ家の中の狭い範囲となり、活動性が低下し、活動力を失い、寝たきりや介護に結びついてしまうきっかけとなるものです。  定年で退職されたばかりの方はまだまだお元気ですし、やりがいのあることに出会うと、必ずそのお力を発揮してくださいます。市長はまだお若いので余りせっぱ詰まったものとしては考えられないことかもしれませんが、もし高齢になり仕事を引退したときに、今の仕事ではないことでやってみたいということはありますか。 95 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 96 ◯市長(田辺 一城君) 余り趣味を持ち合わせておりませんが──演劇のような芸術創作活動はやりたいなとは思います。 97 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 98 ◯議員(4番 平木 尚子君) ありがとうございます。今のようになかなか趣味を持たないという方もたくさんいらっしゃいます。  シルバー人材センターでも仕事に携わる方を募集されていますが、なかなか登録者もふえることが難しいようです。その活動を知っていただく機会として、那珂川市ではシルバー祭りを開催し、広くその活動を知っていただくようにされているそうです。  また、最近道の駅の話が出ている中で、農家の方から生産の大変さのお話を伺う機会がありました。定年を迎えられ、新たに畑を借りたり、庭で作物をつくることを楽しみにされている方も多いようです。これらを考えたときに、このパワーを農業者で支援が必要なところの就労につながらないかと考えておりました。そのとき、社会福祉法人などが農業者と連携し、高齢者や障がい者が農業分野での就労を支援する取り組みを国も農福連携として普及させたいとの記事が目に飛び込んできました。このような取り組みヤングシルバー世代もその力を発揮していただける取り組みの一つではないかと思いますが、いかがでしょうか。 99 ◯議長(結城 弘明君) 介護支援課長。 100 ◯介護支援課長(星野 美香君) 60歳から加入ができるシルバー人材センターのほうでは、農協のほうとも連携をしておりますけれども、農家の方々の農業支援、お手伝いという形になりますが、されております。29年度では10件の御要望があったと聞いておりますが、今年度30年度では27件の農業支援につながっているということで、やはりニーズも含めてそこはシルバー人材センターのほうも積極的に取り組んでいる状況でございます。 101 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 102 ◯議員(4番 平木 尚子君) 人は楽しいことに参加することも生き生きしますし、もう一つ、人の役に立っている、頼られている、自分がいなければという張り合いもできて生きがいを持ち、元気になれるのではないかと思います。この取り組みは香川県が障がい者就労施設を推奨したり、鳥取県も農家と福祉サービス事業所とのマッチング支援を展開し成果を上げているそうです。  先ほどからの話の中の公共交通の運転手、防災の支援など力をかりたいところは山ほどあります。このような情報をきめ細かくお届けするには、またしっかり力をかしていただきたいと思っております。ぜひ情報はしっかり届け、誰もが生きがいを持ち、ますます安心して暮らせるまちとなることを希望し一般質問を終わります。 103 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、平木尚子議員一般質問を終結いたします。            ……………………………………………………………………………… 104 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。                       午前10時24分休憩            ………………………………………………………………………………                       午前10時40分再開                       〔出席議員16名〕 105 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  一般質問を続けます。  次に、阿部友子議員。                       〔阿部議員 登壇〕 106 ◯議員(1番 阿部 友子君) おはようございます。会派連の阿部友子です。議員最後の一般質問です。  東日本大震災から8年、原発の事故でふるさとに帰らない方々がいます。にもかかわらず国は原発を進めようとしています。沖縄では民意を無視して辺野古の埋め立てを強行しています。民主主義国家である我が国において、直接示された民意は何よりも重く、また尊重されなければならないと3月16日に辺野古に新基地をつくらせない沖縄の県民大会が行われました。私たちは、この問題に無関心であってはならないと考えます。沖縄県民の誇りと尊厳が守られることを願います。  それでは、通告に従いまして質問をいたします。  今回は、私が議会へ入るきっかけとなった男女共同参画に関して、また初めての一般質問で取り上げた川について、活動の中で積み残した分、心残りなコミュニティのあり方について伺いたいと思います。  まずは、男女共同参画社会の構築状況について。このかた苦しい文言には抵抗がありつつも、世界の中で156位という低いところであえいでいる日本の女性議員の数は、この国の男女平等意識がなかなか浸透しないあかしではないかと思います。幸い古賀市は前市長時代からこの政策には力を入れていただき、女性の管理職、自治会の区長、消防団員にも、また若い女性たちの起業にも頑張っていただいています。現在の古賀市の男女共同参画社会の構築はどこまで進み、どのように認識してあるか伺います。  2点目は川についてです。大根川のそばで生まれ育ち、流れ流れて今現在も大根川のそばで暮らす私にとって、川から離れることができません。この大根川は古賀市内だけを流れる河川です。古賀市民が大事にしなくてはと思います。川のごみはほっておくと海に流れていきます。雨の後などは海は大変な状況です。海のマイクロプラスチックが問題になっていますが、その状況を少しでも食いとめるためにも川のごみを減らすことです。食いとめるためには川のごみを減らすことです。環境保全のためにも、全市的に河川清掃活動に取り組んではいかがでしょうか。また、子どもが遊べる水辺の実現を願うものです。県が管理する河川ではありますが、市の意向を示していただきたいと思います。お考えを伺います。  3点目は、よそのまちから移り住んだ方に古賀市は市民活動が余り活発でないわねと言われました。確かに宗像市などに比べて低調だなと感じております。市民活動をより一層活発にするために、公募型による補助を機能させて共働のまちづくりを推進していただきたいと思います。お考えを伺います。  4点目は、市民との共働には欠かせない情報の共有についてです。共働に限らず市が発する情報が確実に市民に届くようにしなければ情報を共有することはできません。防災もしかりです。緊急に発した重要な情報も確実に市民の手元に届かなければ意味がありません。情報発信について、所見を伺います。  5点目は、超高齢社会、少子化が進展する今、人とのつながり、地域づくりが大切になっています。校区コミュニティと行政、校区コミュニティと自治会の関係について、そのあり方をどのように考えてあるか伺います。  以上よろしくお願いいたします。 107 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 田辺一城君登壇〕 108 ◯市長(田辺 一城君) 阿部議員の御質問、新たな年に新しい古賀市のスタートに立ってについてお答えを申し上げます。  1点目についてお答えします。本市では、これまで男女共同参画社会の構築に向けまして、古賀市男女平等をめざす基本条例や第2次古賀市男女共同参画計画等に基づき、男女共同参画意識の向上や女性活躍推進の取り組みを進めており、審議会などの女性委員の割合が40%を超え、また女性企業家が誕生するなど、一定の成果が上がっているものと認識をしております。しかし、一方で平成27年度に実施をしました市民事業所意識調査では、男は仕事、女は家庭を守るといった固定的性別役割分担意識について、賛成が反対を上回っており、男女共同参画の理念が広く浸透しているとは言いがたい結果となっております。今後も、男女はもちろん、誰もが家庭、学校、職場、地域社会において人権が等しく尊重され、対等な立場であらゆる活動に積極的に参加でき、お互いに個性を認め合い、支え合う社会の構築に取り組んでまいります。  2点目についてお答えします。子どもも大人も誰もが遊びたくなる川の環境づくりとして、平成23年度から県の事業におきまして親水空間整備を進めております。その中で、市民の皆様にワークショップに参加をしていただき、人と自然とが共存し、憩える水辺づくりを一緒に考えながら進めていくとともに、子どもたちにも親しみが持てる大根川にしていきたいと考えております。また、大根川の環境保全活動につきましては、大根川クリーンネットの皆様が中心となり、年2回上流から下流まで、市民活動団体や事業所の皆様、そして東小、花鶴小、西小の校区コミュニティの皆様とも連携し、一斉清掃に取り組んでいただいており、心から感謝をしております。さらに、海岸の一斉清掃を行うラブアース・クリーンアップも多くの皆様の御協力のもと、ことしで22回目を迎えることとなります。  このように多くの市民の皆様が美化活動に参加をしたり、さまざまな団体や企業の皆様が自主的に環境保全に取り組むなど、環境保全意識は高まってきていると実感しており、今後とも広報等による情報発信の拡充を図るなど、市民、地域、企業、行政が相互に連携をした環境保全活動の輪を全市的に広げていきたいと考えております。  3点目についてお答えします。公募型補助金制度については、地域の特性や団体の強みを生かした事業が提案され、その成果が多くの市民に波及することを期待をいたしております。今後も共働のまちづくりを推進し、よりよいまちづくりに取り組む市民活動を支援をするため、つながりひろばの機能強化等に積極的に取り組んでまいります。  4点目についてお答えします。古賀市まちづくり基本条例では、第4条にまちづくりの基本原則の一つとして、情報の共有をうたっております。所信表明でも述べましたとおり、私の市政運営の基本理念は、みんなで力を合わせまちづくりを進めていくということです。このため、私たち一人一人が当事者意識を持ち、さまざまな課題について認識を共有できるようにすることは非常に大切であると考えており、今後政策づくりや予算編成過程に市民の皆様がかかわれる仕組みを速やかに検討してまいりたいと考えております。今回、初めてお示しをいたしました平成31年度予算案の概要もそうしたことを念頭に置き、予算の見える化の第一歩として取り組んだものです。また、市長に就任以降、市長ブログなどにおいて日々の市政の動きをできる限り発信するよう努めており、マスコミをより一層活用した市のPRも積極的に行っているところです。  一方、まちづくり基本条例第9条に、市民等、議会及び行政は、信頼関係の構築のため、情報共有の推進に努めるとうたっておりますように、市が発信する情報を積極的に市民の皆様に受け取っていただくことも必要であり、それが真の共働につながっていくものと考えております。今後ともそこに向かってしっかりと取り組んでまいります。  5点目についてお答えします。校区コミュニティは校区内の自治会や市民、各種団体の連携組織として機能しており、これまで自治会だけで行っていた活動を広域で補うことで、すぐれた人材や豊富な経験などがつながり、地域の課題に多角的な視点から取り組むことができると考えております。また、行政は自治会や校区コミュニティの活動の円滑化及び活性化を図るため、それぞれの主体性を尊重しながら相互に連携し、総合力を持って地域の課題に取り組めるよう支援を行ってまいります。 109 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 110 ◯議員(1番 阿部 友子君) それでは、質問を続けたいと思います。  市長の新しい試み、先ほど申されましたけれども、予算の概要をわかりやすい資料として出していただきました。その中で、持続可能な都市に向けた経営方針が示されていますが、男女共同参画の文字を見つけることはできませんでした。誰もが生きやすい地域共生社会の構築のためには、根底で男女共同参画意識が根づいている必要があると思っております。取り組みには頑張っていただいているのは承知しておりますが、その中で気になる2点を伺いたいと思います。  一つ目は、第2次古賀市男女共同参画計画後期実施計画の基本目標3、男女の自立と社会参画に向けた環境整備におけるひとり親家庭等の自立に対する支援についてです。ひとり親家庭が古賀市では597人ほどいらっしゃるということです。生活保護を受けてある方が38世帯。非正規の働き方をしているひとり親家庭の女性は経済的余裕がないため、ダブルワーク、トリプルワークにより子どもと十分に向き合う時間もない。病気になったとき、親の介護が必要になったときなどはどうしたらいいか常に不安がつきまとうとおっしゃっていました。ストレスを解消する余裕もありません。とても生きやすいとは言えない状況があるのではないでしょうか。ひとり親家庭の家族が少しでも生きやすくなるよう支援を願いたいものです。そこには経済的支援が効果的であり、中でも住宅の支援が有効かと考えますが、お考えを伺いたいと思います。 111 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 112 ◯保健福祉部長(野村 哲也君) ひとり親家庭に対します経済的支援についてでございます。古賀市ではですね、今議員おっしゃったようなひとり親家庭、大変御苦労なさっている状況がございますので、いわゆる正規の就労につながりますように資格取得に向けたための経済的な支援というのは実施をさせていただいているところでございます。また、生活再生支援ということで失業なさった方々の住宅についても、住宅確保給付金ということでですね、経済的な支援をさせていただいております。今後ともそういった方々の支援に努めてまいりたいというふうに考えております。 113 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 114 ◯市長(田辺 一城君) 今、保健福祉部長答弁しましたようにですね、経済的支援がひとり親家庭、特にですね、女性のひとり親家庭に対して重要だということは市としても私としても認識をしております。貧困率も非常に高い、ほかの階層よりも高いということですから、今やっている市のまず取り組みをしっかり継続をさせていただいて、御指摘のところは受けとめさせていただきたいと思います。 115 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 116 ◯議員(1番 阿部 友子君) 前向きな御答弁いただきました。よろしくお願いしたいと思います。  それからもう一点ですが、これはなかなか進まない男性の育児休暇取得です。市役所職員の方を見た場合、育児参加特別休暇や出産補助休暇はかなりの方々が取得されていますが、育児休暇はゼロという状態が続いております。子どもが成長する過程に十分にかかわることは、親としても成長するために大事なことであります。そうすることで親子のきずなも強くなるんだろうと思っております。男性の育児休暇取得に積極的に取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 117 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 118 ◯総務部長(吉村 博文君) 議員御指摘のとおり、男性職員の育児休暇取得に関しましては、平成22年度に1件、平成26年度に1件ということで、少ない状況で推移してございます。ただ、御存じのように、古賀市におけますですね、女性職員の活躍推進に向けました特定事業主行動計画ということで、平成32年度までに育児休業を取得する男性職員の割合につきましては20%をめざすということにしてございますので、推進してまいりたいと考えてございます。 119 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 120 ◯議員(1番 阿部 友子君) よろしくお願いします。休暇をとりやすくする環境づくりも必要だと思いますので、その辺の配慮もお願いします。男女共同参画をさらに推進するためにも、今後も意識啓発に努力していただき、誰もが自分らしく生きていける古賀市になることを願っております。よろしくお願いします。  次は川です。川のそばで暮らす私にとって川の存在は大きなものがあります。議員最初の質問に川を取り上げました。そこで、最後にいま一度川を取り上げたいと思っております。  川は昔から人間の生活と密接なつながりを持っていましたが、生活様式の変化や川に近寄りにくい護岸になったりということで人々を川から遠ざけてしまいました。しかし、近年環境意識の高まりなどから、川は人々にとって最も身近で日常的に接することができる自然空間として見直されつつあります。川に対する人々の関心は結構高いものがございます。川は地域共有の公共財産であり、河川管理者のみならず地域住民がみずからが守り育てていくものだと思っております。  このように川に思いを向けるボランティア団体、先ほど市長のほうで答弁いただきました大根川クリーンネットという団体は、ボランティア団体が6団体、3つの企業、また一部では地域住民の方の参加もいただきまして、大根川、青柳川、花鶴川、中川の清掃活動が年2回実施されています。ここ2年ほど前からは中学生、小学生の参加もいただき、若い力の助っ人は参加者一同の士気も高めてくれています。職員の方々の参加も大変ありがたく思っているところです。
     収集したごみの量は、おかげで毎回減少していますが、なくなることはありません。中には自転車やテレビ、2月の活動では1メートル以上もある立派な応接台などがありました。捨てるほうも大変でしょうが、拾い上げてくださった参加者の方も大変だったと思います。  書画カメラをお願いします。  中でも河口のごみは半端ではありません。毎回100個近いごみ袋になります。これは河口に集まったごみの量です。  はい、結構です。  3月初めに開催された環境フェスタでお話がありましたが、書画カメラ、返してもらって結構です。海のごみは川から来る。当たり前なんですが、海のごみを減らすには川のごみを減らすことが大事です。フェスタの中では、今問題になっているマイクロプラスチックの話がありました。既に世界中の海に広がっているということです。全て人間の営みの中から出てきたものです。  書画カメラお願いします。  ちょっと見にくいかと思いますが、河口で見つけたプラスチックが小さくなっている分の写真です。このマイクロプラスチックの取り組みは強化しないといけないと思いますが、どのようにお考えでしょうか。  書画カメラ、戻してください。 121 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 122 ◯市長(田辺 一城君) 議員御指摘いただいていますですね、大根川の一斉クリーン作戦、私も特に東小校区の中でできるだけ参加をずっとしてきております。非常に大きな自転車等もあったりとですね、電子レンジ等があったりと、こうしたことを市民の皆様がですね、私も一市民ですが、してくださっていることには本当にありがたいことですし、私たちのものですからですね、ものというか川ですから、私たちの手でしっかり清掃していくということが大事だと私自身も思っております。  その上でマイクロプラスチックですね、やはりその原因となるごみがですね、非常にたくさんあります。拾っててですね、本当悲しくなる状況ですけれども、まずはごみを、当たり前過ぎるんですけれども、もう捨てるなという啓発をですね、しっかりと行っていくということ。そして、その上でですね、こういった海岸のラブアースもそうですが、河口にやっぱり集中してきますんで、そうした清掃活動をしっかり取り組んでいくこと、こうしたことを市民に広く呼びかけて参加をしていただいて、そうした意識の普及啓発に努めていくということが大事だと思っています。  あわせて本市は環境行政は特に力を入れて行っている分野でしてですね、広報こがにも環境のですね、コーナー毎回、毎号掲載をさせていただいております。こうした中で、マイクロプラスチックの問題も、さきの講演の内容も踏まえながらですね、しっかり発信していきたいと考えております。 123 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 124 ◯議員(1番 阿部 友子君) 市長に参加をいただいておりまして、十分わかっていただいているということでありがたく思っております。先ほどおっしゃいましたポイ捨てをなくして確実に回収、それから処理していくこと、3Rを実行することなど、私たちにできることから行っていくことが大事かなというふうに思っております。  福岡県では、10月にふくおか川の大掃除というものを実施しております。それにあわせて古賀市でも10月に清掃活動を行っているところです。先ほどから申し上げております大根川は古賀市だけを流れておりますので、今、市長おっしゃっていただきましたように全市民挙げてですね、川を掃除していくということを今後ともぜひよろしくお願いしたいと思っております。  次に、川で遊べるような水辺の創出です。大根川は上流の清瀧付近が比較的立ち入りやすい地形になっていますが、下流はなかなか近づきにいくい状況です。川が目の前にありながら、川に入ってはいけません、川で遊んではいけませんと、今では川で遊ぶことを禁止しております。暗くなるまで川で遊んでいた私としては大変残念な状況があります。身近で人と自然との共生について考えていくことができる川は、子どもの学習の場としても最適です。  書画カメラをお願いします。  これは福津市の上西郷川です。日蒔野の区画整理事業にあわせて改修が行われました。2016年には土木学会デザイン賞をとるなど、コンクリートでつくられていた水路が見事によみがえって多自然川づくりができ上がっています。今では子どもたちが魚とりをするなど、川と人のつながりを復活しています。  先ほど、水辺の創出については市長のほうから答弁がありましたように、今県のほうで半分ぐらい進んでおりますが、大変残念なんですが、水害とかがあってなかなか県の予算がつかないということで、工事がとまっているような状況がございます。ぜひこれを進めていただきたくですね、古賀市としても働きかけをお願いしたいというふうに思っとりますが、いかがでしょうか。 125 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 126 ◯市長(田辺 一城君) 議員おっしゃっていただいている親水空間整備ですね、大根川と谷山川をつなぐ旧河道の市役所の裏のエリアになると認識しています。このエリアですね、九州大学の島谷教授等にもですね、や古賀市出身の九州大学の先生にも御協力をいただいて今進めてきておるところです。御指摘のとおり、大規模災害が非常に頻発しているという関係で進捗が非常に少しずつにはなっておりますが、ようやく今半分ですね、整備を進めておって、見ていただければ非常にいい形が見えてきているというふうに思っております。こうしたですね、旧河道の可能性をですね、市民の皆さんとのワークショップで見出していただいたことは本当にありがたいことですし、しっかり県に対しても毎年ですね、本件についてもですね、要望しておるところですし、市としてもですね、進めていくという意思はあるということはしっかり伝えてですね、今後も取り組んでいきたいと思っています。 127 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 128 ◯議員(1番 阿部 友子君) ありがたい御答弁でした。よろしくお願いします。  では、次にいきます。公募型についてですが、市民活動について昨年の議会答弁では、まちづくりのためには非常に重要な要素であるという答弁でございました。市民活動への支援が補助金制度の再構築に向けて補助金等検討委員会の最終答申を受けて26年から始まっております。26年から3年間実施して21の事業が行われました。29年は1年お休みをして30年に再開しましたが応募がありませんでした。この原因は何だと思われますか。 129 ◯議長(結城 弘明君) 財政課長。 130 ◯財政課長(柴田 武巳君) 議員おっしゃいますように、平成30年度公募型補助金につきましては応募がございませんでしたので、私どものほうでつながりひろばに登録してある団体、66団体にアンケート調査を行いました。申請しなかった理由は何ですかということでアンケート調査を行いました。50%の回答をいただいているんですが、その中で一番多かった理由はですね、補助金の交付を受けなくても事業の実施ができると。2番目が申し込み手続が面倒。3番目が同率ですが補助率が低い、プレゼンテーション審査が面倒というものでございました。 131 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 132 ◯議員(1番 阿部 友子君) アンケートいただいたというのも聞き及んでおります。簡単にまとめてしまわれて、もうそれで全てではないと思うんですよね。詳しい文章でいろんな意見があったと思います。29年の1年間は見直しするということで公募型を中止したわけなんですが、見直した点などですね、そういうことは市民の方々に十分に伝わっているんでしょうか。市民が期待していたような見直しがなされたんだろうか。いや、それよりもその前にですね、活動する皆さん方は公募型に失望をしてしまっているという状況で応募がなかったのではなかろうかというふうに私は見ております。そのあたりを十分研究していただきたいというふうに思っております。  共働のまちづくりを進めるためにも公募型補助金制度の運用を改めて考え直していただきたいと思っております。そこで、毎回なんですが、私宗像を取り上げてお話をさせていただいております。宗像と比較した場合ですね、宗像市は人づくりでまちづくり事業補助金というようなネーミングです。古賀市は古賀市公募型補助金。宗像市は担当と言いましょうか、事務局は市民活動NPOセンターになっております。古賀市は財政課が受けてあります。それから、応募された方々の審査をするのは、宗像市は宗像市市民参画等推進審議会、古賀市は公募型補助金審査委員会です。ちょっと文字を並べただけではなかなかわかりにくいかもしれませんが、宗像と古賀市を比較した場合にどこが違うと思われますか。 133 ◯議長(結城 弘明君) 財政課長。 134 ◯財政課長(柴田 武巳君) まず、当然御指摘のとおり、やり方は違うわけですが、まず財政課が担当しておる理由としましては、対象事業が広範にわたりますことから、個別補助金とあわせましてですね、適否を判断すべきと考えております。現時点では、事業全体を概観できます財政課が所管するほうがベターであると考えておるところでございます。 135 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 136 ◯議員(1番 阿部 友子君) それではなかなか進まないということを申し上げたいと思います。  地域の課題解決のために活動する団体にお金を出すというこの行為は宗像も古賀も同じなんですね。古賀市の公募型と人づくりでまちづくり事業補助という宗像、これは似て非なるものかなというふうに思っております。宗像市は人づくりに主眼が置かれております。活動を支援して人を育てる、育てた人たちによって課題が解決され、まちづくりに活気が出てくるという好循環が生まれております。  古賀市は、公益的事業をする団体に経費の一部を補助しますから、課題解決の活動をしてくださいよ。どちらかというと上から目線を感じております。大きく違うのが人づくりの視点がないという部分です。補助金等検討委員会の答申では、団体の自主的・自発的な活動の推進、活性化を促す補助金と説明されております。自主的・自発的な活動の推進、活性化を促すものには今はなってないと思っております。活動団体の自立がしきりに言われました。しかしながら、自立に向けたサポートはほとんど行われませんでした。  審査する組織を見ても、宗像市は市民参画等推進審議会で、大学の先生やコミュニティで実際に活動してある方々、それから公募市民が入っております。市民の参画を推進しようと市民共働意識が大きく働いていると思います。古賀市は公募型補助金審査委員会ということで、補助金が適正に使われたか、効果があったかなかったか、無駄はなかったかというような厳しい審査が行われております。もちろん税金を使うのですから厳しく審査するのは当然だというふうに思います。しかし、そこには人を育てる、公共をともに担う市民活動を支援しようという視点は全くありません。結果、市民活動団体は活動意欲をそがれ、まちづくりへの参加意欲さえも失っております。共働することを諦めています。それで30年には応募がなかったというふうに私は見ております。  審査のあり方や構成メンバーを考えることで違ったものになるんではないかと思います。29年の見直しの中で、補助金審査委員会を2つに分離することも検討するというような回答がございましたが、そのあたりはいかがなりましたでしょうか。 137 ◯議長(結城 弘明君) 財政課長。 138 ◯財政課長(柴田 武巳君) その分離というのは、個別補助金とあわせてということだろうと思ってちょっとお答えしますけど、結果的には個別補助金につきましても公募型補助金につきましても、同じ補助金審査委員会で審査するという形になっております。 139 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 140 ◯議員(1番 阿部 友子君) 制度がおかしかったというふうに私、思ってるんですね。今回行われたアンケートの中にさまざまな意見が寄せられたと思います。それらを参考にしていただきまして、制度の見直しをぜひ図っていただきたいと考えます。制度に人づくりの視点を入れていただく。ここをしっかり考えていただくとですね、おのずに設計制度も職員の方の考え方も審査のあり方も違ってくると思います。事務局はどこが担うのかというのもわかってくると思います。制度の見直しを提案したいと思いますが、いかがでしょうか。 141 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 142 ◯市長(田辺 一城君) 今阿部議員からるる御指摘をいただいた点について、非常に重要な点も含まれていると認識していますので、人づくりですね、人づくりの視点をしっかり持つべきだという御指摘は受けとめます。その上でですね、やはりこれ市民の皆様にもいろんな御意見いただいてつくったまちづくりの基本条例におきましても、やはり市民参画の重要性は既に本市は認識をしておるところですし、その中でさまざまな主体が自己責任に根差す自立した活動を通し、相互に補完し合い相乗効果を上げながら、まちづくり、社会課題の解決、地域課題ですね、課題の解決に当たるとは宣言はしているんですけれども、おっしゃっていただいているように、その主体者がふえないと、一部特定の人たちだけでやっていると、やっぱり細まっていく、細くなっていくんだと思うんですよね。  ですから、やはり何か市民の皆様が、これは人づくりの一つの大きな意味だと思いますけれども、今やっている人、そして何かやりたいなと思っている人、少しでも参画した人、こうした人を起点にしてですね、さらに広がっていくようなインセンティブを市行政として考えるということは重要だというふうに思っておりますので、そうした仕掛けを、いろんなアイデア、また先進事例も含めてですね、出していきたいというふうに思います。 143 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 144 ◯議員(1番 阿部 友子君) ありがたい答弁だったかなというふうに思いますので、ぜひ考えていただきたいと思っております。  それと、もう一つ大きく違う点、宗像と大きく違う点はですね、財源の問題です。宗像市では、宗像市元気なまちづくり基金というものの基金を活用して市民活動を支援しております。これも以前にもお話ししておりますが、宗像市は36億円という基金を持って市民活動の支援をしております。古賀市はそういう基金がないわけですが、ぜひそういうものをつくっていただくということが今後支援していく中でですね、やりやすい方法になるのかなというふうに思っております。  そこで、例えば今ふるさと応援寄附金がかなりの額、古賀にも来ているわけなんですが、その中でふるさとで頑張っている市民及び団体の支援に関する事業というものが入ってあります。ですので、ここに寄附していただく方の一部を基金として積み上げていくというような考えを持ったんですが、いかがでしょうか。                       〔岩井議員 退室〕 145 ◯議長(結城 弘明君) 財政課長。 146 ◯財政課長(柴田 武巳君) ふるさと応援寄附の趣旨からいたしますれば、できるだけ早い時期に事業に充てて使うほうが総体的な趣旨には合っているのではないかと考えております。ですから、ふるさと応援寄附の基金をまた別の基金に積み立てるというのが全体の予算を見て考えるべき問題でもございますけど、それがふさわしいかどうかちょっとまた研究させていただきたいと思います。 147 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 148 ◯議員(1番 阿部 友子君) ぜひ研究していただければというふうに思っております。まちづくりは行政のみでできません。積極的に参加する市民をふやして共働を進めていくことが肝要ではないでしょうか。改めて共働について、市長にお考えを伺いたいと思います。 149 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 150 ◯市長(田辺 一城君) まさに古賀市がめざす共働の理念というところは、私がこれまでですね、掲げさせていただいているですね、みんなで力を合わせて一人一人、市民の皆様お一人お一人のお知恵をいただきながらこのまちを前に進めていくといういわゆるオール古賀の理念と通底しているものと考えています。ですから、私が掲げさせていただいたまちづくりをですね、実現していくためには議員御指摘いただいている共働というところをしっかりと市行政の具体的な取り組みにつなげていくということがとても大事なことだというふうに思っております。  また、先ほど財政のお話もありましたが、今御指摘いただいたこともそうですし、まだこれからですね、制度を構築できるかよほど研究しなきゃいけないとは思っていますけれども、やはりクラウドファンディング等の手法によってですね、それぞれの市民の皆様がこうした課題解決をするために、こうした取り組みをするからぜひ御協力くださいという発信ができるそうしたプラットホームみたいなものもですね、できないかということはこれまでも申し上げてきてますので、そうしたことは真剣に研究していきたいと考えております。 151 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 152 ◯議員(1番 阿部 友子君) ありがとうございます。まちづくり基本条例の概要版に策定にかかわった委員さんの一言が掲載されていました。行政任せにしない、市民任せにしない、協力し合ってよりよいまちを。今市長がおっしゃったとおりだと思いますが、若い方のコメントでうれしく思いました。このような思いを持つ人たちがふえていくことが共働を進め、持続可能なまちづくりにつながっていくと思っております。  では次、4点目にいきます。情報の共有です。  共働を進めるためには情報の共有は不可欠です。日々さまざまな情報が発信されていて、どれが自分に必要な情報か取捨選択しているようで大事な情報を逃していることは結構あります。市が発信する情報は、市民にとって必要なことばかりだと思います。しかしながら、情報がなかなか伝わっていないという現実があると思います。全ての情報が全ての人に届くということは不可能ですが、より確実により多くの方に届く努力はしていただきたいと思っております。マスタープラン後期計画にさまざまな情報のより効果的かつ正確、迅速な発信を通してまちづくりの方向性を市民と共有していく必要があると記されております。情報の発信、伝達について、どのような認識、思いを持ってあるか、再度伺いたいと思います。                       〔岩井議員 入室〕 153 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 154 ◯市長(田辺 一城君) 市民の皆様、また古賀市外におられる皆様に対してですね、多くの古賀市の取り組み、古賀市の魅力を発信するということを就任以来ですね、まだ3カ月ですけれども努力を始めております。広報こがやですね、市がやるさまざまな行事ごと、私自身が開いていく対話集会、また古賀市が持っているホームページ、先ほど申し上げた市長室ブログ、またSNSも本市は持ってます。こうしたさまざまな機会を捉えて、今それをフル稼働しようということで、まずは今ある資源を最大限生かすという情報発信は始めさせていただいております。  最大限に生かすというところはですね、例えばパブリック・コメントについて、今まではやってませんでしたけれども、SNSでパブリック・コメントやりますよと、始まった日にいつまでやりますよ、こんな意図ですよということを発信しているということも始めております。  あわせてですね、やはりそれは行政だけだと、これもなかなか難しいところがあると思ってまして、やはりそこは先ほど少し答弁で申し上げましたけれども、メディアの皆さんに対するアプローチを強めるということはさせていただいておりまして、主要なメディアのですね、福岡に本拠を置く各社さん、まだ全部行けてませんけれども、今多くの幹部ですね、各社の幹部に私自身が出向いてお話をする機会をつくってきております。こうした機会をやっぱり広げていかなければならないと思いますし、情報の発信もですね、古賀市がこういうことをやりますよと。例えば、先週──違う、おととい、おとといですね、公表しましたけれども、保育、10連休中の特別休日保育についても、これ実はテレビも含めて全社に流しました。あとは反応するかどうかですから、RKBさんは反応して夕方のニュースで取り上げてくれましたけれども、これもまた反応してくれるかどうかということも非常に重要なところなんですが、とにかく古賀市の情報をどんどん、あらゆる資源を使って知らせていく。それによって、やはりメディアが報道してくれると、広報こがも大事なんですけれども、そこから、情報をテレビから得るという方も当然たくさんいらっしゃいますんで、あらゆるチャンネルを使って努力をしていくということを始めておりますんで、頑張っていきたいと思います。 155 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 156 ◯議員(1番 阿部 友子君) 市長が頑張っていただいている分は私も時々かいま見ておりますけれども、市としてですね、担当のほうもぜひ頑張っていただきたいというふうに思っております。  マスタープランの後期計画には、時代の流れに呼応した情報発信の進化が求められているというふうに記してあります。この点については、今市長が話をされたメディアなどを活用するというところかなというふうには思いますが、これに特化して何らかの取り組みを始められたということがありましたらお知らせください。 157 ◯議長(結城 弘明君) 経営企画課長。 158 ◯経営企画課長(大浦 康志君) まず、時代の流れに呼応してということでございましたけれども、今私どもホームページでいろいろな情報を発信いたしておりますが、そのアクセス方法を分析いたしますと、最近はですね、もうスマホとかタブレットからのアクセスというのが6割を超えているという状況がございます。したがいまして、今年度ホームページのリニューアル等も行いましたけれども、やはりそういったいわゆるモバイル環境からのアクセスも意識したリニューアルというのを行わさせていただいたところでございます。 159 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 160 ◯議員(1番 阿部 友子君) 今おっしゃったようにですね、ITの進展というのはすさまじいものがあるわけですね。いまや私のような高齢者でも多くがスマホを持っております。そこで、一つこのような状況を利用した情報発信をしている、取り組んでいる例を御紹介したいと思います。  熊本の菊池市では、きくち防災・行政ナビというアプリで、災害時の情報発信のみならず日常の情報などをお知らせしております。災害発生時には災害モードに自動的に切りかわり、重要な情報を知らせるというものです。総務省のモデル事業にも選ばれております。  書画カメラお願いします。  ちょっと小さくて見えにくいかもしれませんが、こういうアプリがあるんですね。これを私も試験的に取り込みましたらですね、いわゆる日常のお知らせ、そういうものがぽんと手元に入ってくるんですよ、メールが入るようにですね。ちょっと音声、済みません。音声でも聞くことができるんです。それで、文字としても残るから、あれ何だったかなと思ったときにもう一度見直せるというようなこともできます。これ、防災のためにつくられたというふうに思いますけれども、それが日常的に日常のいわゆる先ほどおっしゃいましたイベントのお知らせとかですね、そういうものが使われております。  ちょっと画面変えてみますね。これ、こういうウオークラリーがありますよというようなお話です。  画面そのものがとてもシンプルで見やすくて、防災、それから日常の広報のお知らせとか、そういうふうになっております。災害時の防災無線の聞こえが十分でない課題がありますが、ITの進展によりまして今後はこのような手法を積極的に取り入れる必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。  書画カメラを変えてください。 161 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 162 ◯総務部長(吉村 博文君) 菊池市の防災ナビの事例ということで、古賀市としても参考にさせていただければと思います。 163 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 164 ◯議員(1番 阿部 友子君) ぜひ研究してください。若い方はもちろん、今では高齢者の方もかなりの方がスマホを持ってます。菊池市では、高齢者にはタブレットの貸し出しもしてあるということです。災害時の情報はもちろんながら、日常的に苦労することなく情報が手元に入ってきます。とてもいいと思っております。ぜひ御検討願います。  それでは、最後の5点目にいきます。校区コミュニティと行政、自治会についてですが、古賀市が校区コミュニティに取り組まれ始めたのは第1次生涯学習基本計画を策定した平成16年からだったと思っております。コミュニティリーダー塾及び地域づくりリーダー塾が開催されて、多くの地域づくりの人材が生まれました。校区コミュニティが設立され担当課も設置されました。平成17年には、古賀市共働推進の基本指針が策定されて、共働のまちづくりの取り組みが進められてきております。  今までに何度か取り上げてきました校区コミュニティと自治会の関係について、同じ人が両方の組織の役員になるなどの負担感、あるいはその違いがわかりづらい、二重構造になっていることが住民の中には混乱をもたらしております。積極的に地域づくりに取り組んでいただいている皆さんの意識をそぐことなく、まちづくり基本条例にあるように対等な立場で共通の目標に向かって進んでいけるように、市の考えを明確に示していただきたい。  もちろん地域はさまざまな状況があって一律ではありません。しかしながら、地域全体の方々の理解と協力を得ながら継続的に取り組んでいかなくてはならないと思います。そのためには市が校区コミュニティをどうしようかと、どんなふうにしたいんだというようなですね、道しるべとなるような基本構想が必要だというふうに思っております。私はこれ以前にも提案をしております。平成29年には、策定する予定はないが他市の状況を調査研究するという御答弁をいただいております。いかがなりましたでしょうか。 165 ◯議長(結城 弘明君) コミュニティ推進課長。 166 ◯コミュニティ推進課長(嶋田 東子君) 校区コミュニティの基本構想についてです。私どもの課では、福津市や宗像市など研究を続けております。現時点においても基本構想の策定はございませんが、さまざまな市町村の事例を見ながらですね、研究し、校区コミュニティの活性化に向けた取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。 167 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 168 ◯市長(田辺 一城君) 基本構想については、古賀市まちづくり基本条例でも策定に関するところが規定をされております。基本構想の必要性は御指摘のところもあると思いますけど、まず市がですね、どういうふうに考えているかということをるる折々に発信はしてるんでしょうが、市民の皆様に伝わっていないというところは私もそう実感するところがあります。基本的にはですね、まず家族があってというか自分の家があって、そして隣組があって、そして自治会がある。これは全ての原点だと私自身は考えてますし、古賀市も基本的にそういう認識でおります。そして、やはり自治会単位では取り組めないことがというか、有効に結果を出すにはより広い観点で取り組むべきことがあると。それが校区という単位になってきて、例えば東校区の防災訓練であったり、西校区や青柳校区で取り組まれている通学合宿だったりと、こうしたことなんだろうと思います。  この辺を整理はしているつもりなんですが、きちんと伝わっていない部分があるということで、まずはそうした取り組みを伝えると、こうした認識を伝えるということをまずきちんとやっていく。先般広報こがでも実は御存じのように、自治会の役割も特集をさせていただいておりますけれども、こうしたことをしっかり行っていく。そして御指摘の基本構想あり方について、その延長線上で考えていく必要があるのかというふうに思っています。 169 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 170 ◯議員(1番 阿部 友子君) こういうですね、これは宇美町の地域コミュニティ推進計画、宗像市は第2次コミュニティ基本構想・基本計画、それから福津市では郷づくり基本構想、こういうものがあります。こういうものがあってですね、今市長おっしゃいましたように、市民にお話をするときに、やはりこういうものがあるとわかりやすいし、話ができるというふうに思うんですね。ぜひ研究、検討していただきまして、古賀市もきちんとした道しるべをつくっていただくということに取り組んでいただきたいというふうに思っております。  それから、地域の実情を把握するためにもですね、職員が地域に出向いていくというような地域担当制もぜひ考えていただきたいというふうに思います。これも以前提案させていただいておりますが、市としてはどのようにお考えか伺います。 171 ◯議長(結城 弘明君) コミュニティ推進課長。 172 ◯コミュニティ推進課長(嶋田 東子君) 今御指摘がありましたように、職員が地域に入っていくということは本当に大変重要なことであると認識をしております。現在、今その役割はコミュニティ推進課のほうで担っておりまして、課を挙げてできる限り地域に入っていくよう努力をしているところでございます。地域担当制につきましては、現時点においては予定はございませんが、今後もコミュニティ推進課としてできる限り地域に入っていきたいというふうには考えているところです。 173 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 174 ◯市長(田辺 一城君) 地域担当制という手法については、私自身ももう少し勉強させていただきたいところではあります。ただ、職員が古賀市内各地域にですね、しっかり出向いてですね、その実情を肌で感じて取り組んでいくということはとても大切なことですし、そういったことの促進は図っていきたいと考えます。今、出前講座等もさせていただいておりますけれども、しっかりですね、コミュニティ推進課はもちろんのことですけれども、全庁的に市民の皆様の顔を見て話ができるということがとても大事だと思っていますので、御提案はしっかり受けとめさせていただきたいと思います。 175 ◯議長(結城 弘明君) 阿部議員。 176 ◯議員(1番 阿部 友子君) ありがとうございます。地域の実情はそこそこで違うと思います。以前から住んでらっしゃる住民の方と、それから新しく移住された住民の方とうまくいかない地域もあります。そういうことはやはり地域に入っていないとなかなか見えづらいものがあるのではないかというふうに思います。ぜひ前向きに考えていただきたいというふうに思っております。身近な地域のつながりがより一層大事になっております。超高齢社会において、どのような体制がいいか、現場を把握しながら取り組んでいただきますようお願いします。  最後に、今回の質問が議員活動最後の質問になります。通算12年間、私の拙い質問に丁寧にきちんと答えていただきました市長を初め、執行部の皆様に心よりお礼申し上げます。新しい市長を迎え、その若い力のもと、古賀市の新たな歴史が始まりました。福岡都市圏にあり、恵まれた条件にある古賀市は今後ともさらに伸びゆくものと信じております。市民と行政が力を合わせて、日本一住みたいまち、住み続けたいまちであり続けてほしいと願い、私の質問を終わります。ありがとうございました。
    177 ◯議長(結城 弘明君) 以上でもって、阿部友子議員の一般質問を終結いたします。  これにて本日の一般質問を終結します。            ────────────・────・──────────── 178 ◯議長(結城 弘明君) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。                       午前11時34分散会            ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 古賀市議会...